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絜矩
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けっく
ふりがな文庫
“
絜矩
(
けっく
)” の例文
それは
面目
(
めんぼく
)
がなかったからである。
絜矩
(
けっく
)
の道を
紳
(
しん
)
に書していた抽斎をさえ、度々忍びがたき目に
逢
(
あ
)
わせていたからである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
大道廃有仁義
(
だいどうすたれてじんぎあり
)
」といい、「
聖人不死
(
せいじんはしせざれば
)
、
大盗不止
(
たいとうはやまず
)
」というのも、その反面を
指
(
ゆびさ
)
して言ったのである。
己
(
おれ
)
も往事を
顧
(
かえりみ
)
れば、
動
(
やや
)
もすれば
絜矩
(
けっく
)
の道において
闕
(
か
)
くる所があった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
絜
部首:⽷
12画
矩
漢検準1級
部首:⽮
10画
“絜矩”で始まる語句
絜矩之道