紹鴎しょうおう)” の例文
珠光なるもの出でて初めて台子真行だいすしんぎょうの法を講じ、これ紹鴎しょうおうに伝え、紹鴎また之を利休居士に伝授申候事、ものの本に相見え申候。
不審庵 (新字新仮名) / 太宰治(著)
奈良は常子の悪口通り引っ込み思案が勝っていて活動的でない所為せいか、茶の湯がこゝでみなもとを発しました。利休の先生が紹鴎しょうおう、紹鴎の先生が珠光しゅこう、その珠光が当地で茶道さどうを開いたのでございます。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)