“武野紹鴎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけのじょうおう50.0%
たけのぜうおう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分ながら怖い。だから父の千与兵衛は、わたくしの性質を見ぬいて、まだ私がなやの与四郎さんと呼ばれていた少年の頃から、武野紹鴎たけのじょうおう様のところへ、茶など稽古に通わせました。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、茶道は、もう数年前に亡くなっている人だが、この町の武野紹鴎たけのじょうおうについて、一通りは学んでもい、その方では、この町の大きな魚問屋でまた、十人衆の一人でもある千宗易と、同門下であった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武野紹鴎たけのぜうおうとか千利休が出て法式を整へたので、千家表流・千家裏流・千家武者小路流などが出来、更に、石州流・有楽流・藪内流・遠州流などの流派が出来た。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)