トップ
>
紫藤花下
>
しとうくわか
ふりがな文庫
“
紫藤花下
(
しとうくわか
)” の例文
英吉利
(
イギリス
)
留学の三年間、予がハイド・パアクの芝生に立ちて、如何に
故園
(
こゑん
)
の
紫藤花下
(
しとうくわか
)
なる明子を
懐
(
おも
)
ひしか、或は又予がパルマルの街頭を歩して、如何に天涯の遊子たる予自身を
憫
(
あはれ
)
みしか
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
十一月×日、予は本多子爵と共に、明子を
訪
(
と
)
ひぬ。明子は容色の幾分を減却したれども、猶
紫藤花下
(
しとうくわか
)
に立ちし当年の少女を
髣髴
(
はうふつ
)
するは、
未
(
いまだ
)
必しも難事にあらず。
嗚呼
(
ああ
)
予は既に明子を見たり。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“紫藤”で始まる語句
紫藤
紫藤軒