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紫根染
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しこんぞめ
ふりがな文庫
“
紫根染
(
しこんぞめ
)” の例文
花輪といえば
紫根染
(
しこんぞめ
)
や
茜染
(
あかねぞめ
)
で聞こえます。日本にとっては大切な染物ですが、このことは陸中を語る場合にあわせて述べることに致しましょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
南部の名といつも結ばれるものに「
南部紫
(
なんぶむらさき
)
」があります。紫とは
紫根染
(
しこんぞめ
)
のことで、この紫で今も
絞
(
しぼり
)
を染めているのは、わずか盛岡と花輪だけのようであります。共に
茜
(
あかね
)
でも染めます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
秋田の町では
岩七厘
(
いわしちりん
)
が目に
止
(
とま
)
るが、これも町の産物ではなく北秋田郡
阿仁
(
あに
)
の村で出来る。
樺細工
(
かばざいく
)
も町で見かけるがこれは角館が本場である。
紫根染
(
しこんぞめ
)
はあるが、これは
花輪
(
はなわ
)
から来たのであろう。
思い出す職人
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
“紫根”で始まる語句
紫根
紫根七糸
紫根塩瀬