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紅楓
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こうふう
ふりがな文庫
“
紅楓
(
こうふう
)” の例文
竹逕
(
ちくけい
)
の
涼雨
(
りょうう
)
、
怪巌
(
かいがん
)
の
紅楓
(
こうふう
)
、
蟠松
(
ばんしょう
)
の
晴雪
(
せいせつ
)
……
育徳園
(
いくとくえん
)
八景といって、
泉石林木
(
せんせきりんぼく
)
の
布置
(
ふち
)
、
幽邃
(
ゆうすい
)
をきわめる名園がある。
顎十郎捕物帳:08 氷献上
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
唯、それを俗人の
穿鑿
(
せんさく
)
にまかせるのは、彼がどんな心もちでゐようとも、断じて許さうとは思はない。そこで彼は、眼を床の
紅楓
(
こうふう
)
黄菊
(
くわうぎく
)
の方へやりながら、吐き出すやうにかう云つた。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の書斎には
石刷
(
いしずり
)
を貼つた
屏風
(
びやうぶ
)
と床にかけた
紅楓
(
こうふう
)
黄菊
(
くわうぎく
)
の
双幅
(
さうふく
)
との外に、装飾らしい装飾は一つもない。壁に沿うては、五十に余る本箱が、唯古びた桐の色を、一面に寂しく並べてゐる。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
楓
漢検準1級
部首:⽊
13画
“紅楓”で始まる語句
紅楓黄菊