トップ
>
筒袖
>
こいぐち
ふりがな文庫
“
筒袖
(
こいぐち
)” の例文
黒繻子
(
くろじゅす
)
の襟のかかった
縞
(
しま
)
の小袖に、ちっとすき切れのあるばかり、空色の絹のおなじ襟のかかった
筒袖
(
こいぐち
)
を、帯も見えないくらい引合せて、
細
(
ほっそ
)
りと着ていました。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
円髷
(
まるまげ
)
に結って、
筒袖
(
こいぐち
)
を着た人を、しかし、その二人はかえって、お米さんを秘密の霞に包みました。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私はお米さんが、その
筒袖
(
こいぐち
)
の優しい手で、
煙管
(
きせる
)
を持つのを
視
(
み
)
てそう言いました。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“筒袖”の解説
筒袖(つつそで)は、字が示す通り筒状の衣服の袖の形態の一つであるが、洋服は全て袂(たもと)のない細い筒袖であるため、通常和服の袖の形態をさす。明治時代には洋服の袖も筒袖と呼ぶことがあった。
(出典:Wikipedia)
筒
常用漢字
中学
部首:⽵
12画
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“筒袖”で始まる語句
筒袖姿
筒袖式
筒袖単衣
筒袖絆纏
筒袖羽織