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竪川
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たてかは
ふりがな文庫
“
竪川
(
たてかは
)” の例文
若旦那を殺した下手人が外にあれば、刄物なんか、隱したければ自分で持つて逃げるか、すぐ前の
竪川
(
たてかは
)
に投り込めばすむことです。
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
本所
(
ほんじよ
)
の
竪川
(
たてかは
)
、
深川
(
ふかがは
)
の
小名木川辺
(
をなぎかはへん
)
の
川筋
(
かはすぢ
)
には
荷足船
(
にたりぶね
)
で人を渡す小さな
渡場
(
わたしば
)
が
幾個所
(
いくかしよ
)
もある。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
相生町の阿波屋といふのは、御入府以來から
竪川
(
たてかは
)
通りの大名主で、今では雜穀問屋だが、間違ひがあれば矢張りお上へ屆出なきやならないんですつてね
銭形平次捕物控:251 槍と焔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
隅田川は云ふに及ばず神田のお茶の水
本所
(
ほんじよ
)
の
竪川
(
たてかは
)
を始め
市中
(
しちゆう
)
の水流は、
最早
(
もは
)
や現代の吾々には昔の人が船宿の桟橋から
猪牙船
(
ちよきぶね
)
に乗つて
山谷
(
さんや
)
に通ひ
柳島
(
やなぎしま
)
に遊び
深川
(
ふかがは
)
に戯れたやうな風流を許さず
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「たつた今春松は、嫌がる娘をつれて、
竪川
(
たてかは
)
の伯母さんの家へ行くんだと出て行きましたよ」
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
相生町四丁目、
竪川
(
たてかは
)
に臨んで、坂田屋はなか/\の繁昌した酒屋でした。
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
竪
漢検準1級
部首:⽴
13画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“竪川”で始まる語句
竪川通
竪川筋