窘蹙すく)” の例文
と聞くより、私はハッとした。全身の血の通いが急に一に止ったような気がして、襟元から冷りとする、足が窘蹙すくむ……と、忽ち心臓が破裂せんばかりに鼓動し出す。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)