“窃視（ぬすみみ）” の例文

ちらっとものを窃視（ぬすみみ）ることも出来たし、静かにものを見詰めることもできる眼であった。どんな細かなものも見落すまいと褐色の眸は輝き、一眼でものの姿を把えようと勝気な睫（まつげ）は瞬いた。

忘れがたみ (新字新仮名) ／ 原民喜(著)

いうことがどういうふうに女に響くか窃視（ぬすみみ）したのち

富士 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)

“窃視”の意味

《名詞》

見てはいけないものをそっと覗き見ること。
(出典:Wiktionary)

“窃視（窃視症）”の解説

窃視症（せっししょう、scopophilia）とは、裸体などを覗き見ることによって興奮し、性的快感を得ること、その症状。DSM-5では窃視障害（せっししょうがいen: Voyeuristic Disorder）に名称が変更された。
通常は、警戒していない見知らぬ人の裸や衣服を脱ぐ行為、または他の人の性行為を見ることに強い性的嗜好を有すること。瞠視症（どうししょう）とも言う。日常語では「覗き癖」、「出歯亀」などとよばれる。
(出典:Wikipedia)

窃	常用漢字 中学 部首:⽳ 9画
視	常用漢字 小６ 部首:⾒ 11画