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空足
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からあし
ふりがな文庫
“
空足
(
からあし
)” の例文
高円山
(
たかまどやま
)
の墓原も、佐紀の沼地・雑木原も、又は、南は
山村
(
やまむら
)
、北は奈良山、泉川の見える処まで馳せ廻って、戻る者も戻る者も、皆
空足
(
からあし
)
を踏んで来た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
と
唆
(
そその
)
かすようにいいながら、たたっ——と、
空足
(
からあし
)
を踏んで見せたその響きに、寄せられたように二人の手先が、銀磨きの十手を振りかぶって、
毬
(
まり
)
のように飛び込んで来た。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
と手を
引張
(
ひっぱ
)
ると、
猶予
(
ためら
)
いながら、とぼとぼと畳に
空足
(
からあし
)
を踏んで、板の
間
(
ま
)
へ出た。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“空足”で始まる語句
空足掻