トップ
>
穴師
>
アナシ
ふりがな文庫
“
穴師
(
アナシ
)” の例文
穴師
(
アナシ
)
神人の漂遊宣教は、播磨風土記によつて知られるが、同時に此詞章が、神楽歌
採物
(
トリモノ
)
「
蘰
(
カツラ
)
」のものである事を思ふと、様々な事を考へさせられる。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
譬へば、
穴師
(
アナシ
)
神人の山の聖水を以てする呪法は、恐らく穴師部所伝の詞章を生んだものと思はれる。
唱導文芸序説
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
が「
穴師
(
アナシ
)
の山の山人」と神楽歌にも見えた大和宮廷時代から伝承したらしい山人は、大和国の国魂であり、長尾
ノ
市
ノ
宿禰が、祭主即、上座神人に任ぜられたのであつた。
村々の祭り
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
まきもくの
穴師
(
アナシ
)
の山びとも、空想の仙人や、
山賤
(
ヤマガツ
)
ではなく、正真正銘山
蘰
(
カヅラ
)
して祭りの
場
(
ニハ
)
に臨んだ謂はゞ今の世の山男の先祖に当る人々を
斥
(
サ
)
したのだ、と柳田国男先生の言はれたのは、動かない。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
信州の安曇氏は固より、大和の
穴師
(
アナシ
)
神人などが其だ。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“穴師”で始まる語句
穴師坐兵主