“稲瀬川”の読み方と例文
読み方割合
いなせがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稲瀬川いなせがわを渡る時、倉地は、横浜埠頭ふとうで葉子にまつわる若者にしたように、葉子の上体を右手に軽々とかかえて、苦もなく細い流れをおどり越してしまったが、滑川のほうはそうは行かなかった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)