秋貞あきさだ)” の例文
兄のいつもお話になった秋貞あきさだという家の前は、気を附けて通りますが、それらしい娘はつい見うけませんかった。縁がないらしくまだ出会いません、などと西洋への手紙に書いたものです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)