“秋琴楼”の読み方と例文
読み方割合
しゅうきんろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手洗い口すゝぎなどするうち空ほの/″\と明けはなれたるが昨夜の雨の名残まだ晴れやらず、蚊帳をまくる風しめっぽきも心悪からず。膳に向かえば大野味噌汁。秋琴楼しゅうきんろう仮寓かぐうの昔も思い出さしむ。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)