“神田錦町”の読み方と例文
読み方割合
かんだにしきちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中学を出て、高等学校の入学試験を受ける準備にと、わたくしたちは神田錦町かんだにしきちょうの英語学校へ通った時、始めてヂッケンスの小説をよんだ。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
白蓮さんを見たのは、歌集『踏絵』が出て、神田錦町かんだにしきちょうの三河屋という西洋料理やで披露があったとき、佐佐木信綱先生から、御招待があったのでいったときだった。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
新声社はすなわちいまの新潮社が前名にて当時は神田錦町かんだにしきちょう区役所の横手にささやかなる店をかまへゐたり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)