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祖母
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アツパア
ふりがな文庫
“
祖母
(
アツパア
)” の例文
男の祖先と女の祖先(此を
祖父
(
オシユマイ
)
・
祖母
(
アツパア
)
といふ)とが眷属を連れて招かれた家々に行つて、楽器を奏し芸尽しなどをするが、
大人前
(
オシユマイ
)
が時々立つて、色々な教訓を家人に与へ
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
考位
(
ヲトコカタ
)
の祖先の代表を謂ふ
大主前
(
オシユマイ
)
・
妣位
(
ヲンナカタ
)
の代表と傳へる
祖母
(
アツパア
)
と言ふ一對の老人が中心になつて、眷屬の精靈を大勢引き連れて、盆の月夜のまつ白な光の下を練り出して來る。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此は
考位
(
ヲトコカタ
)
の祖先の代表と謂ふ
祖父
(
オシユメイ
)
と、
妣位
(
ヲンナカタ
)
の代表と伝へる
祖母
(
アツパア
)
と言ふのが、其主になつて居る。
大人前
(
オシユメイ
)
は、家人に色々な教訓を与へ、従来の過ち・手落ちなどを咎めたりする。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
近世は、大抵、猿田彦・鈿女
ノ
命と説明する樣であるが、此は、やはり
大主前
(
オシユマイ
)
・
祖母
(
アツパア
)
の對立を以て説明すべき者であり、翁は長者の大主とおなじ起りを持つたものと見ることが出來る。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
祖
常用漢字
小5
部首:⽰
9画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“祖母”で始まる語句
祖母様
祖母谷
祖母君
祖母子
祖母上
祖母屋
祖母樣
祖母石