礦泉こうせん)” の例文
あの塩分の強い濁った礦泉こうせんの中に浸りながら、碓氷川うすいがわの流れる音でも聞いて、遠い旅から疲れて帰って来た身も心をも休めたいという楽みがあった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
礦泉こうせんに着くまで終に二人は姿をあらわさない。
初旅の大菩薩連嶺 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)