“砲兵工厰”の読み方と例文
読み方割合
ほうへいこうしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は彼らがいかに予期にちた心をもって、のろのろ砲兵工厰ほうへいこうしょうの前から御茶の水を通り越して柳橋までがれつつ行っただろうと想像する。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私は今日ここへ参りがけに砲兵工厰ほうへいこうしょうの高い煙突から黒煙がむやみにむくむく立ちのぼるのを見て一種の感を得ました。考えると煤煙ばいえんなどは俗なものであります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)