“瞑目沈思”の読み方と例文
読み方割合
めいもくちんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞑目沈思めいもくちんしするかのごとき様子をするからいかにも考え深そうに見えるというのであって果して一般に当てまるかどうか分らないがそれは一つには仏菩薩ぶつぼさつの眼
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
これについてはもとより男子の自覚も必要であるが、婦人自らの自覚が更に更に大切である。瞑目沈思めいもくちんしして、夢にも世のいわゆる新婦人などいうものになってはいかぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
そこで、その修行とはどう云うことをするかと云うのに、かの禅僧が坐禅する時のように独りしずかに座を組んで瞑目沈思めいもくちんしし、一事に向って想念を集注するのである。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)