真女子まなご)” の例文
一八〇あはれかの女召して問はせ給へ。助、武士らに向ひて、県の真女子まなごが家はいづくなるぞ。一八一かれを押してとらへ来れといふ。
すみやかに去れといふ。真女子まなご涙を流して、まことにさこそおぼさんはことわりなれど、二三三せふことをもしばし聞かせ給へ。
人々二六三花やぎて出でぬれど、真女子まなごあてなるには似るべうもあらずぞ見えける。