真倒まっさかさま)” の例文
旧字:眞倒
つかえて、堅く食入くいいって、かすかにも動かぬので、はッと思うと、谷々、峰々、一陣いちじんごう! と渡る風の音に吃驚びっくりして、数千仞すうせんじんの谷底へ、真倒まっさかさまに落ちたと思って、小屋の中から転がり出した。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)