“相関聯”の読み方と例文
読み方割合
あいかんれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此地の温泉は今春以来かく大きなる旅館なども設けらるるようなりしにて、箱館はこだて相関聯あいかんれんして今後とも盛衰せいすいすべき好位置に在り。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
一歳ひととせわれしきりに浮世絵を見る事を楽しみとせしがその事より相関聯あいかんれんしてようやく狂歌に対する趣味をも覚ゆるやうになりぬ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
何故葉子の心のなかで相関聯あいかんれんしているのか、麻川氏と葉子の最後の邂逅かいこうが、葉子が熱海へ梅をに行った途上であった為めか、あるいは、麻川氏の秀麗な痩躯そうく長身を白梅が聯想れんそうさせるのか
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)