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直心陰
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じきしんかげ
ふりがな文庫
“
直心陰
(
じきしんかげ
)” の例文
「
直心陰
(
じきしんかげ
)
を少しばかり習いました、それと、槍を少々教わった覚えがあるばかりですが、武術は本来、好きには好きです」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
藩を浪人して諸国を修行し、武術に限ることはなく、およそ一芸一道に
秀
(
ひい
)
でた者は
洩
(
も
)
れなく訪ねて練り上げたもので、流儀の根本は
直心陰
(
じきしんかげ
)
です。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「幼少の頃、甲源一刀流を少しばかり。数年以前より
直心陰
(
じきしんかげ
)
の流れを汲みまして、
未熟者
(
みじゅくもの
)
相当の修行中でござりまする」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「下谷の
御徒町
(
おかちまち
)
に島田虎之助という先生がある、流儀は
直心陰
(
じきしんかげ
)
、拙者が若いうちからの
懇意
(
こんい
)
で、今でも折々は
消息
(
たより
)
をする、この人はまさに剣道の師たるべき達人じゃ」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
聞くところによれば、江戸で島田虎之助という先生の門人で
直心陰
(
じきしんかげ
)
を学び、それから宝蔵院の槍の極意に達し、
突
(
つき
)
にかけては甲府城の内外はおろか、お膝元へ出ても前に立つ者は少なかろうとのこと
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「島田先生は
直心陰
(
じきしんかげ
)
だということではありませんか」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“直心”で始まる語句
直心影流
直心影
直心蔭