“じきしんかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直心陰62.5%
直心影12.5%
直心蔭12.5%
直真蔭12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藩を浪人して諸国を修行し、武術に限ることはなく、およそ一芸一道にひいでた者はれなく訪ねて練り上げたもので、流儀の根本は直心陰じきしんかげです。
やや長じてからは藩の師範役である吉田家の道場で直心影じきしんかげの刀法をも稽古する便宜が得られた。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「そなたほどの年で、それだけに使える人は全く珍しい、どこで修行なされたか、流儀は直心蔭じきしんかげじゃの」
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「申し遅れました。拙者は直真蔭じきしんかげの末輩、春日重蔵と申す者、お手柔らかに……」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)