“直心陰”の読み方と例文
読み方割合
じきしんかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直心陰じきしんかげを少しばかり習いました、それと、槍を少々教わった覚えがあるばかりですが、武術は本来、好きには好きです」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
藩を浪人して諸国を修行し、武術に限ることはなく、およそ一芸一道にひいでた者はれなく訪ねて練り上げたもので、流儀の根本は直心陰じきしんかげです。
「幼少の頃、甲源一刀流を少しばかり。数年以前より直心陰じきしんかげの流れを汲みまして、未熟者みじゅくもの相当の修行中でござりまする」