盲唖もうあ)” の例文
冴返さえかえるなどと云う時節でもないに馬鹿馬鹿ばかばかしいと外套がいとうえりを立てて盲唖もうあ学校の前から植物園の横をだらだらと下りた時、どこでく鐘だか夜の中に波を描いて、静かな空をうねりながら来る。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第一種(知徳編)遺伝、白痴、神童、偉人、盲唖もうあ、盗心、自殺、悪徒
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
そして二人の子供達は、上海シャンハイ盲唖もうあ学校へ入れるように頼んで置こう
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)