皐月御殿さつきごてん)” の例文
さて住吉の朝ぼらけ、白妙しろたえの松のの間を、静々ともうで進む、路のもすそを、皐月御殿さつきごてんいちの式殿にはじめて解いて、市の姫は十二人。袴を十二長く引く。……
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)