白睛しろめ)” の例文
しかし其妙に冷かな、始終対手の弱点か欠点かを見透かさうとしてゐるかのやうな近眼鏡底の白睛しろめは、誰れにも余り好かれなかつたらしい。
斎藤緑雨と内田不知菴 (新字旧仮名) / 坪内逍遥(著)
その恐ろしい白睛しろめを天井の方へ向けてぐるぐる廻しているのである。