疵傷きず)” の例文
友人をあざむく……道徳上の大罪を承知でおかすように余儀なくされた。友人の好意で一面の苦しみはやや軽くなったけれど精神上に受けた深い疵傷きずは長く自分を苦しめることになった。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)