異口同音くちぐち)” の例文
と揃って、異口同音くちぐちに呼ばわりながら、水車みずぐるまを舞込むごとく、次第びきに、ぐるぐるぐる。……幕へと消える時は、何ものか居て、操りの糸を引手繰ひったぐるようにさっと隠れた。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
村四五 出てけ、出て行け。(と異口同音くちぐち。)
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)