番町邊ばんちやうあたり)” の例文
新字:番町辺
さて、よしきりだが、あのおしやべりのなかに、もいはれない、さびしいじやうこもつたのがうれしい。いふまでもなく番町邊ばんちやうあたりでは、あこがれるかへるさへかれない。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)