トップ
>
甲駿
>
こうすん
ふりがな文庫
“
甲駿
(
こうすん
)” の例文
甲駿
(
こうすん
)
二国の領主徳川
忠長
(
ただなが
)
卿。申すまでもなく当上さま(家光)の血をわけた兄弟、将軍のあとつぎをあらそったと思われ、乱行の悪名を
幻術天魔太郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
伊那丸
(
いなまる
)
を味方につけ、
甲駿
(
こうすん
)
へ根を張らんとしてながらくでていた
八風斎
(
はっぷうさい
)
、それが
不首尾
(
ふしゅび
)
で、帰参後も、めッたに顔をみせぬと思うていたら、すでに、秀吉袋攻めの奇陣を
策
(
さく
)
しておったのか、どれ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲駿
(
こうすん
)
二国のさかいを、
蛇
(
じゃ
)
の
目
(
め
)
まわりに、ゆうゆうと見てまわって、とうとう、この
法師野
(
ほうしの
)
の部落に、
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
一族の焼けだされどもが、よわい
村民
(
そんみん
)
をしいたげているようすをとくと見さだめた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
駿
漢検準1級
部首:⾺
17画
“甲駿”で始まる語句
甲駿三遠