田越川たごえがわ)” の例文
さっと一汐ひとしお田越川たごえがわへ上げて来ると、じゅうと水が染みて、そのにぶつぶつ泡立あわだって、やがて、満々と水を湛える。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と再三、再四、申し入れがあったので、朝廷から、あん判官資兼すけかねが召し捕りに向い、関東へ引き渡したが、田越川たごえがわで岡部泰綱の手にかかって、ついに一生を終えた。