“産土八幡”の読み方と例文
読み方割合
うぶすなはちまん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美少年は、手を洗おうとして思わずあたりを見渡した時に、つい鼻のさきの産土八幡うぶすなはちまんの社内で、物のうごめく姿を認めました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二人の風流人は、小関の白旗の下から、飛ぶが如くに八丁の道を、産土八幡うぶすなはちまんの前の本道へ出てしまいました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こういう意味で、お角さんもまた手勢を引具して、道庵先生の大御所の出陣のあとを追うて産土八幡うぶすなはちまんから、北国街道を小関の方へ、押し進んで行ったものです。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)