瑤泉院ようぜいいん)” の例文
そのほか、浅野家菩提所の寄進金と、亡君の内室瑤泉院ようぜいいん化粧料(輿入こしいれの折の持参金)とはべつに手をふれずにわけてある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『ヤ、帰ってしもうたか? ……。種々いろいろたずねたい事もあったのに……瑤泉院ようぜいいん様にも落胆がっかりなされる事であろう』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明細な収支にわけてけて置いた物を、きのう、彼の手から瑤泉院ようぜいいんの家老落合与左衛門のほうへ届けておいたと云うことを、老人たちに告げているのだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)