瑞雲院ずゐうんゐん)” の例文
瑞雲院ずゐうんゐんさまはおん顔のいろくろがねの如く、筋骨のたくましきことは萬人にすぐれておはしましけれども、おん身のたけ高からず、宍付しゝづき横にふとくおはしましき」
瑞雲院ずゐうんゐん様御幼名は法師丸と申され候、武蔵守輝国てるくに公御嫡男ちやくなんに御座あれども、七歳のおん時、おん父輝国公隣国筑摩つくま殿と御和睦おんわぼくあるに依つて、若君を人質として筑摩一閑斎殿いつかんさいどののおんやかた牡鹿山をじかやま被遣つかはされ