トップ
>
理髮店
>
とこや
ふりがな文庫
“
理髮店
(
とこや
)” の例文
新字:
理髪店
『ええ、先刻菊坂の
理髮店
(
とこや
)
だつてのが伴れて來ましたの。(お定を向いて)此方が旦那樣だから御挨拶しな』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『ナーニ、恰度アノ隣の
理髮店
(
とこや
)
の嚊が、小宮の嚊と仲が惡いので、
其麽
(
そんな
)
事を云ひ觸したに過ぎなかつたですよ。』と云つて、輕く「ハッハハハ。」と笑つたが、其實渠は其噂を材料に
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
新太郎が
二歳
(
ふたつ
)
の年に
飄然
(
ぶらり
)
と家出して、東京から仙臺盛岡、其盛岡に居た時、恰も白井家の親類な酒造家の隣家の
理髮店
(
とこや
)
にゐたものだから、世話する人あつてお定らの村に行つてゐたので
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
理髮店
(
とこや
)
の店は、其頃兎や角一人前になつたノロ勘が讓られたので、唯一軒しか無い
僥倖
(
しあはせ
)
には、其間が抜けた無駄口に
華客
(
おきやく
)
を減らす事もなく、かの凸凹の大きな姿見が、今猶人の顏を長く見せたり
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
髮
部首:⾽
15画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“理髮”で始まる語句
理髮師