“理由（はず）” の例文

斯様な境涯に身を置く人に同情があるならば、私は何（ど）の女に向っても、同じことを言う理由（はず）だが、私は其の女にだけそれを言った。そう言うと、女は指を私に任せながら、黙って聞いていた。

別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) ／ 近松秋江(著)

“理由”の意味

《名詞》

ある事象の原因を論理づけたもの。
(出典:Wiktionary)

“理由”の解説

哲学において理由（りゆう、la: ratiō、en: reason, ground、de: Grund、fr: raison）は、正しく結論を導き出す根拠・論拠をいい、帰結に対するもの。
理由と帰結の関係は論理的見地より見られた制約と被制約者との関係（論理的理由）であるが、実在的関係より見れば結果に対する原因と同義（実在的理由）となる。
ゴットフリート・ライプニッツは充足理由律を矛盾律と共に掲げ、哲学の原理とした。
(出典:Wikipedia)

理	常用漢字 小２ 部首:⽟ 11画
由	常用漢字 小３ 部首:⽥ 5画