“理右衛門”の読み方と例文
読み方割合
りえむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩飯の菜に、塩からさめ過ぎた。どれ、糠雨ぬかあめでも飲むべい、とってな、理右衛門りえむどんが入交いれかわってがしつけえ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「だってあねさん、ベソも掻かざらに。夜一夜よっぴて亡念の火が船について離れねえだもの。理右衛門りえむなんざ、おらがベソをなんていう口で、ああ見えてその時はお念仏唱えただ。」と強がりたさに目をみはる。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)