球台たまだい)” の例文
二つの球台たまだいの上には赤と白と四つの象牙球が、それでも瓦斯の光りを受けて美しく輝いていた。そして窓から、外の涼しい空気がすっと流れ込んだ時、ただ何とはなしに皆互の顔を見合った。
球突場の一隅 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)