玉蜀黍もろこし)” の例文
デビス先生は左の手で泣く子の頭をで、右手の金網の炮烙ほうろくでハゼ玉蜀黍もろこしをあぶりつゝ、プチヽヽプチヽヽ其はぜるおとを口真似して笑いながら頭を掉られた。其つゞきである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それは最初鍋で大匙一杯のバターを溶かしてコルンスタッチ即ち玉蜀黍もろこしの粉一杯をいためてその中へ壜詰びんづめの赤茄子ソースと牛か鳥のスープを加えて塩と唐辛の粉を混ぜたものです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
玉蜀黍もろこしを二人互ひに土産みやげかな
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)