猫吊ねこつる)” の例文
ママの日常はつかまえどころがないほど大きく、怒っているときでもふだんの顔とちがわないので油断していると、だしぬけに手が伸びてきて、襟がみをつかんで猫吊ねこつるしにしたりする。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)