狼狽方まごつきかた)” の例文
可哀相なは慎次で、四五枚の札も守り切れず、イザとなると可笑をかしい身振をして狼狽まごつく。それを面白がつたのはあによめの清子と静子であるが、其狼狽方まごつきかた故意わざとらしくも見えた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
可哀想なは愼次で、四五枚の札も守り切れず、イザとなると可笑しい身振をして狼狽まごつく。それを面白がつたのは嫂の清子と靜子であるが、其狼狽方まごつきかた故意わざとらしくも見えた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)