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狸寝入
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たぬきねいり
ふりがな文庫
“
狸寝入
(
たぬきねいり
)” の例文
旧字:
狸寢入
旦那様は、安楽椅子に寄懸って、もう
居睡
(
いねむり
)
をしてござった。だがそれは
狸寝入
(
たぬきねいり
)
らしく、ときどき
瞼
(
まぶた
)
がぴくぴくと
慄
(
ふる
)
えて、薄眼があく。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
お勝手に働いている近所の女達には後で水を持って来るように言ったが、水を持って行った女も、七平と手前は禿頭がよく似ているので
狸寝入
(
たぬきねいり
)
を換え玉と気が付かなかったんだ
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
狸寝入
(
たぬきねいり
)
かしらと一歩、室内に踏みこんだ妾はそこでハッと胸を
衝
(
つ
)
かれたようになって棒立ちになった。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
丸窓から入ると、主人はお仲が来たと思い込んで
狸寝入
(
たぬきねいり
)
かなんかやっていたんだろう。そこを飛びついて一と思いに刺し殺し、ちょっと不動様の剣に血をつけたのはとんだ
悪戯
(
いたずら
)
さ。
銭形平次捕物控:130 仏敵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
狸
漢検準1級
部首:⽝
10画
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“狸寝”で始まる語句
狸寝