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狭間
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ひあわい
ふりがな文庫
“
狭間
(
ひあわい
)” の例文
旧字:
狹間
両方の家の
狭間
(
ひあわい
)
へ通う風が何とも云えないほど涼しいので隣の二階でも裏窓の障子を明け放っているに違いない。
喃々
(
なんなん
)
として続く話声の中に突然
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
路地はどうかすると横町同様
人力車
(
くるま
)
の通れるほど広いものもあれば、
土蔵
(
どぞう
)
または人家の
狭間
(
ひあわい
)
になって人一人やっと通れるかどうかと
危
(
あやぶ
)
まれるものもある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
懶
(
ものう
)
い稽古唄や物売の声につれて、
狭間
(
ひあわい
)
の風が窓から流れ入って畳の上に投げ落した横顔を
撫
(
なで
)
る心地好さ。君江は今こういう時、矢田さんでも誰でもいいから来てくれればいい。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“狭間”の解説
狭間(さま)とは、おもに日本の城の天守や櫓の壁面、塀などに開けてある防御用の穴や窓のこと。銃眼、砲門とも。内側から外側に向かって円形・三角形・正角形・長方形などの穴が開けられており、戦闘の際はそこから弓矢や鉄砲などで攻撃した。
(出典:Wikipedia)
狭
常用漢字
中学
部首:⽝
9画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“狭間”で始まる語句
狭間塀
狭間田
狭間信之
狭間廊下