狡将こうしょう)” の例文
といってしまうと、彼は弱い凡将のようだが、彼の天分は別な面にあって実戦場ではむしろ狡将こうしょうと呼ぶべき方の者だろう。その道誉でさえも、このときばかりは必死な目にあって働いた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)