狂言まがこと)” の例文
流れの清きにでて手にむすびつらんとよませ給ふにやあらんを、後の人の毒ありといふ一一〇狂言まがことより、此の端詞はしことばはつくりなせしものかとも思はるるなり。
かう浅ましき身を海にもらで、人の御心をわづらはし奉るはつみ深きこと。今の詞はあだならねども、只酔ごこちの一一〇狂言まがことにおぼしとりて、ここの海にすて給へかしといふ。