“犬養”の読み方と例文
読み方割合
いぬかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この猫をひざへのせて夕刊を読んでいたら号外が来て、後継内閣組織の大命が政友会総裁にくだったとある。犬養いぬかいさんは総理大臣を拾ったのである。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
云々しかじか理由わけで、刑部省の獄司、犬養いぬかい善嗣よしつぐに、一夜、たいそう心あたたかな親切によく世話してもろうたと……そこは、お聞えよく、話しておくりゃれ。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
犬養いぬかい氏にも、私は一書を送って、美濃部みのべ氏を勅選議員にしたときに、荒木大将は、内閣員としてそれに賛成した人であったにかかわらず、荒木氏らは、美濃部氏の学説を非難しているのは