トップ
>
牙彫
>
げぼ
ふりがな文庫
“
牙彫
(
げぼ
)” の例文
石川光明という
牙彫
(
げぼ
)
りの名人で、当時既に牙彫りでは日本で一、二を争う人となっていた人であったのです。
幕末維新懐古談:45 竜池会の起ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
その
頃流行
(
はや
)
り始めた
牙彫
(
げぼ
)
りの内職をしながら、浜へ行って英語でも稽古をしようか、それとも思い切って身を落して、人力でも
曳
(
ひ
)
いて楽に暮そうか——と、そんな事を考えているのでした。
奇談クラブ〔戦後版〕:07 観音様の頬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
肥
(
ふと
)
り
肉
(
じし
)
の球根がむつちりとした白い肌もあらはに、寒々と乾いた土の上に寝転んだまま、
牙彫
(
げぼ
)
りの彫物のやうな円みと厚ぽつたさとをもつて、曲りなりに高々と花茎と葉とを持ち上げてゐる。
水仙の幻想
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「何やら、人が見えたようであったな——あの
牙彫
(
げぼ
)
りの親方のほかに——」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
牙
常用漢字
中学
部首:⽛
4画
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“牙彫”で始まる語句
牙彫師
牙彫家